綴り続けることが歴史になる。『べんきょうするお母さんのひろば』

『べんきょうするお母さんのひろば』

これは津南町に暮らす、普通のお母さんたちが
自分たちの暮らしや食、小さい頃の遊びを、自分たちの言葉で綴り続けてきたもの。
 
年間500円で購読することができ、
わたしも毎号読ませてもらっています。
 
 
この冊子が、とっても面白いんです!
個人的には、どんな町の歴史や文化が載っている本よりもダントツでリアルで興味深い!
 
 
 
それは、ほんとうになんでもない普通のお母さんが、普段の言葉で綴っているからなんだと思います。




今日届いた号には、わたしの知っているお母さんの文章が載っていました。
そのお宅は高齢になったご夫婦二人で暮らしていて、
「田んぼも今年で最後かな……」と毎年話しているような方でした。

それでも娘や息子家族に手伝ってもらいながら、あと一年、あと一年と続けていた田んぼを今年で最後にしたことが綴られていました。


その文章を読んでいたら、目頭が熱くなってしまいました。



今の時代でも、機械が入らないような立地の田んぼでの苦労。
夫や子ども、孫との作業の思い出。
そして田んぼのおかげで出会えた生き物や自然への思い。
 
 
決して難しい言葉なんて使っていないけれど
その映像が思い浮かび、感情移入してしまう。



この冊子には、こういう文章がいつも載っているんです。


原体験の豊かさと、綴り続けること



先日紹介した『TANEMAKI』という冊子もそうでしたが、
この『べんきょうするお母さんのひろば』も同じです。


五感で感じて、身体に染み込んでいる感覚があるからこそ、
それらが身体の中を巡って綴られる言葉には
人の心を動かす力が宿っているのだと思います。



それは感じるだけでもダメだし、
書くだけでもダメ。


どちらも両輪でやっていくこと。



それを昔からこの地域の女性たちは続けているということに、ものすごい敬意を感じます。


書くということ。


今の時代は映像や音声でも記録することはできます。
書き残すしかなかった時代に比べれば、パッとみてわかりやすい保存方法ができたことはとても素晴らしいことです。


でも、言葉で残るからこそ、わからないこと、それを想像すること、知りたいと思うこと、情景を思い浮かべるということ。


そういうじんわりと伝わるものって、やっぱり地域らしさや文化を残していく上では大事なことだなぁと感じます。






今週開催の研究室では、そんな五感で感じ、身体を巡らせるワークも取り入れながら、書くことを楽しみます。
あと少し残席があります。明日までギリギリ受け付けていますので迷っている方はこの機会にぜひ^^

 【残席2】「書くのが楽しくなる!ことばの紡ぎ方」研究室
詳細・申し込みはこちらから




■ワークショップも募集しています!
【残席3】「思い出を繕う、ほっこりかわいいダーニング」
雪国の冬じかん、一緒に味わいませんか?ご参加お待ちしています^^